ヤスミ

RRRのヤスミのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


豪華で大味な度肝抜くアクションは勿論のこと、音楽、ダンス、会話劇とエンタメの全てが高濃度で詰まっている。
アドレナリン出過ぎてあっという間の3時間。
そして最後に求めたものとは…、そこで一気に物語としての厚みが増したように思えた。


最序盤からそれぞれのストーリーを描き、最初の救出劇でスムーズかつ熱量は保ったまま2人を繋ぐ熱い展開力。
日常パートに落ち着いたかと思えば"ナートゥ"で一気に最沸騰。
ただのジェニー絡みのための描写でなく、褐色人の逆転、2人の友情の深まり、反感の狼煙、''それが周囲の白人女性から支持される事"を示唆していて、テンション上がるだけのシーンで留まっていないのが巧妙。
帝国主義を揶揄する名シーン。

要所要所のそれぞれの背景や感情描写も散りばめながら救出劇への導入がノイズなく進む。
戦闘シーンのCGがとにかく凝り過ぎていて、猛獣たちとの大立ち回りも一切違和感がない。
かつ、花火と噴水の描写など火と水の対立演出もやり過ぎ感なく楽しめた。

-以下感情垂れ流し-
・鞭打つ場面、流石にエグい
・ビームを逃すシーン、ビーム視点ではラーマを敵と思い込んでいるすれ違いが辛い…
・ラーマの救出シーン、肩車されながら銃2丁構えて無双していくのカッコよすぎんか…
阿吽の呼吸でビームがリロードするのも激アツ
・ラストの戦闘で火と水、馬とバイクの描写再来、熱すぎる。
炎の中弓を放つラーマ、水の中から跳躍して槍を刺すビームが良過ぎる。
・最後のシーン、"銃弾を心臓に返してやれ"からのリロード…エイム…ショット…!痺れた。
ヤスミ

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