杉山敦

ヘルドッグスの杉山敦のレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
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2022年9月18日、TOHOシネマズ新宿にて鑑賞。

元警官の岡田准一がヤクザ組織に潜入するストーリー。岡田はもちろん(その戦闘能力にものすごく説得力のある体躯、身のこなし)、坂口健太郎、MIYAVI、はんにゃの金田哲、大竹しのぶなどノワールと接点なさそうなキャスティングがみんな見事なハマり役で、緊張を共有してく。

いや、大竹しのぶはどんな役でもこなすか。個人的には松岡茉優が出演してるから観に行きました(ファンです)。「ヤクザの愛人役」ってステレオタイプなものだったら嫌だなと危惧してたけど、ギリ、そうはならなかったかな。もっともっと活躍が多ければ嬉しかったけれど、3番目に名前がクレジットされるだけはあるよー。

松岡茉優はこの作品のプロモーションで、「台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました。」と語ってて、わかってるなと。この言葉がなかったら観に行ってなかったかも。

だけど。この作品、登場人物それぞれのセリフがだいぶ聞き取れなくて、固有名詞や組織の関係性などが理解できないんで日本語字幕をつけてほしかったです。今、公式サイトを見て把握したよ。アクションの場面(たくさんある)が見事で飽きることはなかったけど。あと、音楽が土屋玲子先生でした!
杉山敦

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