劇場版第25作。
近年は櫻井武晴と交互の隔年で担当している大倉崇裕脚本作。
音楽がミスター・コナンミュージックとでも言うべき大野克夫から菅野祐悟にチェンジ。「なんか普通だなー」的相応の印象変化が発現している。
ストーリー面では櫻井作品と一線を画したポンコツ警察、そしてコナンくんはじめ子供たちの管理/配慮がなってないリアリティ緩めモード。
特にクライマックスで前作に倣ったかのか知らんが少年探偵団活躍のシークエンスがぶっ込まれるんだが、そういうことじゃないのよ...つーかそんなリスクありすぎの危険に晒すんじゃないよ!
一応安室透ものでありながら彼は大半アームチェアディテクティブ状態だし毛利親子は過去一レベルで存在感ないしで、それこそ前作とは打って変わって総じてキャラが活かされてない感じ。
ロシアのテロリストって設定や渋谷のハロウィン描写は2022年の映画としては奇跡的に間が悪く、今観るとどうにもモヤモヤしちゃうのは気の毒。
あと毎回ポスクレって実は微妙なのが多かったりするけど、本作は最低レベルに下手だと思いました。