いしはらしんすけ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のいしはらしんすけのレビュー・感想・評価

3.5
浅野いにおの人気漫画、通称「デデデデ」の劇場版アニメ二部作の後編。

相変わらず原作未読なもんで前編時同様、ぼんやり感想に終始する訳ですが、全12巻の割と込み入ったSF要素を含む内容を2時間×2にまとめ切った手管は脚本・吉田玲子クオリティといったところか。

時間や空間を横断するシスターフッドというざっくり把握からちょいちょい「まどマギ」を連想しつつ、個人的にはあそこまでドンズバはハマんなかったったかなぁ。

その要因としては抽象化レベルの違いが大きい気がしていて、本来は好物の社会時事ネタ、そしておそらく浅野いにおの作家性に直結したリアルめの性愛描写あたりの日常性が、それこそが特徴かつ美点と理解はするものの、アニメの場合、微妙にツボではないという。

あと声優としてのあのちゃんの熱演がこの映画化の最大の成果である一方、主演の二人による曲はそこまで刺さんなかったかなぁ...

ま、とにかくリテラシー激低がいろいろハンディになってる感じなんで、原作ガチ勢のご意見を伺いたい気持ちです、はい。