チーズマン

ダイ・ハードのチーズマンのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード(1988年製作の映画)
4.7
ブルース・ウィリスが俳優引退というのは寂しいですが、ジョン・マクレーンというキャラクターを残してくれただけでも自分にとってはアクションスターの1人ですね。

ということで懐かしの吹き替え版で久しぶりに観ましたが、やっぱ面白すぎます。
どろどろのタンクトップで裸足のおじさんが「なんでこんな目に…」とぼやきながらも頑張る映画がこんなに面白いなんて奇跡的ですよね。
まさかそんな主人公なのに、子供の頃にテレビに釘付けになったのはなんだかんだで良くできた映画だからだと思います。
数ある見せ場にどれも必然性があるから夢中になってストーリーを追えるんですよね。

味方も悪役もバンバン人が死にまくる映画でこう言うのも変ですが、もう全ての登場人物が生き生きとしているんですよね。
作品自体に謎のバイタリティが溢れていて、そこがほんと素晴らしいです。


というか今まで気にしたことがなかったのですが131分もあったんですね、むしろ2時間もないと思ってました。
それぐらい全く長く感じません。
やっぱ面白い映画ってそういうものなんですね。

その後のシリーズも(最後のやつ以外は)好きですが、しかしこの1作目は明らかに特別な作品として娯楽映画の歴史にブルース・ウィリスのキャリアと共に残っていくんじゃないでしょうか。
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