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百花のnumasanのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
3.1
母一人子一人の親子のある物語。
母の百合子が1年間も家に帰ってこなかった。待ち続けた息子の泉は、心に傷を負ったまま大人に…、そんな母が認知症になった。
何故母はそんなことをしたのか?そして半分の花火とは?と謎がいっぱいでした。
でもきちんと母の行動の理由がわかるように、作品は作られていましたし半分の花火も最後に分かります。
映像も現在と過去を行き来して、巧みに作られていましたのでどんなことがあったのかがわかりやすいと思いました。
深い傷を持っている泉を演じた菅田将暉さんの苦悩の様子が良く分かりますし、母百合子を演じた原田美枝子さんも過去から現在までを本人が演じきっていました。お二人とも見事です。
最後に泉の妻役の長澤まさみさん所々明るい雰囲気を振りまいて暗い雰囲気を明るく変えていて良かったです。
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