けーすけ109

百花のけーすけ109のレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
4.0
母親が認知症になった。
忘れゆく記憶、消えゆく関係性
しかしそんな状態でも母親が懇願する
「はんぶんの花火が見たい」


母子家庭の長男
結婚をし子供を授かった
母親に報告しなければならない
そんなタイミングで突然の告知
母親が認知症と診断された


確かに覚えているあの日の記憶
走馬灯のように駆け巡る生きてきた道のり
時間と共に母親の症状は悪化の一途
しかしながら現実とは裏腹に
あの日あの時の記憶を辿っていく中で
思いが溢れ返り爆発する


必ず向き合わなければならない親の介護
目を背けたくなるような現実
悪化していく症状
けれども決して逃げてはいけない
あなたの母親であることに変わりはないのだから
けーすけ109

けーすけ109