そうかこういう映画だったのか。
認知症になった母とその息子。息子は妻との間に子供が生まれる予定だが母は認知症が進行していく。そんな中で母との昔の思い出が蘇ってくるがそれは良いものだけではなく思い出したくないこともだった。
菅田将暉と原田美枝子、そして長澤まさみ。豪華な俳優陣によるドラマで川村元気が上梓した小説を自ら監督し、脚本も担当するマルチさを発揮した作品。
アルツハイマー型認知症の怖さがよくわかるようになっていて自分の都合の悪い記憶も消えていく病気と捉えるとまた違った側面が表出する。
息子の心に深く刻まれた消えない記憶を辿る。
魅せ方もあるのだろうが個人的に震災後の流れにちょっと物足りなさを感じてしまった。
