jasmine

ロスバンドのjasmineのレビュー・感想・評価

ロスバンド(2018年製作の映画)
4.2
のえ映画倶楽部 第一回上映会にて鑑賞。

登場人物みんなが魅力的で、それぞれが受け入れたくない現実や悩みを抱えながらも、一緒に新たな一歩を踏み出す姿はとてもキラキラしていてまさしく青春だなあと。音楽で繋がってるところもグッド。
しっかり者で思いやりのあるグリムと1人でいることが多いためかどこか大人びているけど年相応に可愛らしいティルダの相性だったり、グリムの甘酸っぱい恋模様(笑)だったり、後悔と葛藤を持ちながらも最年長らしさを持ち合わせたマッティンのお兄ちゃん感と綺麗な顔がたまらない。父親に本当のことを言ったシーンもよかった。

ノルウェー語はあまり聴き馴染みがなかったけれど、そこがまた楽しい。言葉自体は英語のような雰囲気なんだけど、響きにドイツ語っぽさがあったりするのはやっぱりゲルマン系の言語だからなのかな。スコットランドとかアイルランドの訛りにも似てる?かなり好みな音をした言語かも。

道中では何度か問題が発生するからか、ロードムービーにしては珍しく起伏のある展開だったのが新鮮だった。その解決方法が結構ロックだったりするのも面白くて、笑えるシーンが多い。好きな作品だなあ。また観たい。
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