ゆきゆき

ブライアン・ウィルソン/約束の旅路のゆきゆきのレビュー・感想・評価

3.4
ビーチ・ボーイズで数々の名曲を生み出した、ブライアン・ウィルソンのドキュメンタリー映画。通常なら監督のインタビューやレコーディング風景が主になるのだろうけど、ここではブライアンの友人で音楽ライターのジェイソン・ファインが車を運転しながら、彼のお気に入りの音楽を流しながら会話するという一風変わった構成に。精神疾患持ちで気難しいブライアン・ウィルソンに対する処置だったのだろうけど、どこか落ち着かなさを感じさせながらも辛い過去も話す姿にこれがベストだったんでしょうね。

話の内容に目新しさはないものの、ブライアン自身の口から様々な出来事が語られるのは貴重。すでに亡くなってしまった弟のカールとデニスの話をする時の嬉しそうな顔が印象に残ります。
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