すごく良い映画だった。
ずっと見たかった作品を下北沢映画祭で鑑賞。
(監督がふつーに鑑賞されており、自分の真後ろに居た!!)
目と音で感じる舞台を聴覚障害者も楽しめるように(つまりは目で楽しめるようにする)→舞台手話
その舞台手話を作る人たちに焦点を当てたドキュメンタリー、視覚障害者も楽しめるように届ける(つまりは耳だけで楽しめるようにする)
単純に言葉を変換するものではない。
音声を手話にする時、ニュアンスや文章の繋がりを表情や動きで表現する。
今度はその表情やニュアンスを音で何をしているかわかるように伝える。
この変換はそれぞれの翻訳者の大切にしている要素を削ぎ落とさないように対話が必要
手話はかつて差別的に扱われてきた時代もあり、この変換作業で紡がれた言葉を乱暴に置き換えてはならない。
多くの人の手を経て出来上がる喜び。
一つの作品を作り上げるのにかかる労力、そこにいる人々の想いを考えさせられる。
翻訳って大変だけど面白い。
言葉を変えるだけじゃない、
その場面情景やたくさんの要素を、
より多様な人に届けるために必要なんだと思った。
福祉の観点でも、
文化の観点でももっともっと考えるべきテーマなのだと感じた。