このレビューはネタバレを含みます
面白かった
最近のしんちゃんの映画は面白くないという自分のなかの偏見を乗り越えたような気がする
過去の傑作に比べたら笑いは全然物足りないけど、その分子供たちに差別や偏見を持たせないように(最低限ではあるけど)気を遣われているような作品だと思った
いくつか気になった点はあった
・ポリコレ的な意図を感じる場面がいくつかあってその都度一瞬残念な気分になった
くのいちだから出世はできないみたいな話は蛇足に感じた
・突然こういうしんちゃんどう?と言わんばかりのお涙頂戴シーンが始まったが、過去の劇場版の苦労を踏まえると、しんのすけがこれくらいで泣くかね(笑)と思ってしまった
でもまぁ5歳のしんのすけについて制作がいろいろ考えてみたのかなとか考慮するとそこまで減点するほどシラケた訳ではない
・屁の人に家やテレビを壊されていたがその後家はどうなったのか気になった。ひろしはいくら損したのか…
・仕方ないことだけどしんちゃんの声が気になる箇所はまだまだかなり多かった。少しずつ私の耳が慣れてきている気はした
しんちゃん映画によくある薄暗さや不気味さはほぼなくて、終始明るい雰囲気で見られる作品だった