北極やさい麺ちゃん

ピンク・クラウドの北極やさい麺ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

コロナと比較されることが多かったけども…

実際観た感想としては親になりなくない人間が親になるしかない環境で生活してたら、自分が子供を持つことも受け入れられるんじゃないかって思ったらやっぱりダメだったし、一夜限りの遊び相手が結果一生のパートナーになっちゃったけどなんとかなるかなって思ったけどやっぱり無理だった、しかも外出られないし苦しくて無理〜!って話。

たしかにピンクの雲があるから外に出られなくてっていう設定があって、気が狂っていくのもわかる。実際に自分が10年とか外に出られず、友達と会うのもオンラインだけで遊びに行けないってなると辛いと思う。しかも、パートナーいなくて一人暮らしとかなら尚更。

だけど、ジョヴァナって多分ピンクの雲がなくても本質変わらない気がする。自分が中心の生活が送れないとストレスは溜まるだろうし、我慢できないと思う。確かに全てを我慢する必要はないんだけど、それでもみんな同じだからこの生活を受け入れなきゃいけなくてヤーゴだって順応しようと努力してるし、ジョヴァナのこと気遣ってると思う。一方でジョヴァナってそれなりにヤーゴとリノのことは大切に思っているとは思うけど、やっぱり一番は自分ってところがあるような印象。もちろんコロナって状況と被るのはわかるんだけど、家庭を持ったり子供を持つためにはすごい覚悟がないと無理だよっていう話に思えた。ジョヴァナがリノが可哀想っていう気持ちもわかるけど、リノにとってはそれは当たり前で普通だから雲が無くなることのほうを恐れているわけだし。順応できないのはジョヴァナだったから、一人でああいう選択をするのだな、と思った。