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恋は光のHのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
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哲学的とのレビューにガチな議論を期待して行ったら、各々が自分の恋愛観を定義していくに至るって点ではよくある物語だった。原作の設定なのかデフォルメはすごいし、(濱口の脚本は哲学だと思ってるから)偶然と想像の後で会話劇への期待が上がり過ぎちゃってた気がする。
全ての恋愛感情を肯定したくなるような後味は良かった!交換ノートからつばめノートに変わるの好きだし、主人公の部屋の美術素敵。

ただ、 “浮世離れした” 大学生2人が主人公の割に、文学的というには有名な一節の引用だけだし、哲学するならプラトンの恋の定義は持ち出してほしいし、本能の定義だって議論すべきだし、認識も告白ももっと深掘りできたと思うけど、そういうことじゃないんだよね‥ そこを経てからの物語なのはわかるんだけど‥!
学生時代に恋人と恋の定義とかしてみたら絶対楽しかったじゃん。伊東蒼が相変わらずかわいい
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