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生れてはみたけれどのkuuのレビュー・感想・評価

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
4.0
お弁当+たまご+おむすび◎



監督:小津安二郎
原作:ゼェームス・槇(小津安二郎)
脚本:伏見晁
美術監督:河野鷹思
撮影・編集:茂原英朗
撮影補助:厚田雄春

両親と郊外に引っ越して来た小学生兄弟のお話です✨

今まで知らなかった父親の一面を目の当たりにし戸惑い反発しながらもやがて受容する描写が面白いです。
昔の電信柱や舗装されていない道に木造の校舎…とてもノスタルジックです。
着物に白い割烹着のお母さんと着流しに羽織り姿のお父さん…白足袋に草履と黒足袋に下駄も懐かしいです。

実はこの作品…過去に2回チャレンジしてどちらも途中で観るのが辛くなり挫折しました。
一番の原因は活弁入りの作品だったことです。その活弁がたまたま合わなくて疲れてしまったからです。
今回初めてサイレントで鑑賞したのでラストまで観ることが出来ました。途中の字幕だけで十分楽しめました。

特別な感想はないのですが…人物が互いに斜に構えて綺麗な角度がついていたところが良かったです。

大好きなお弁当とおむすびに加点しました。お母さんの針仕事と御茶碗に隠した秘密にも☆UPです😍
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