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生れてはみたけれどのmomohideのレビュー・感想・評価

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
3.9
435mark
レビュー1085人目


小津サイレント。

音声もBGMもないので最初は大丈夫かなー思ったけど字幕が秀逸でトーキー脳内再生よゆーですた(・∀・)♪
当時は生演奏や弁士付きで上映されてたのかな?

この頃からローポジカメラがメインで既に小津調は確立されてはいるのだが、人物を追っかける場面もありそれが逆に新鮮。

子供の不満を描き飯ストライキを起こすところはまんま「お早よう」だね。
子供たちに痛いところ突かれて悔しがる親父もなんだか微笑ましい。
でもお金持ちか否かでも重役か否かでもない、家族の為に頑張る親父が1番偉いしかっこいいものよね。

小津子供視点作品に外れなし。
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