イマジンカイザー

グリッドマン ユニバースのイマジンカイザーのレビュー・感想・評価

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)
5.0
それぞれのテレビシリーズ鑑賞者向けのスコアなのであしからず。構成上、GRIDMAN、DYNAZENONを見なければ十分楽しめない点も留意されたく。









いやーっ、真にファン向けの映画決定版ってのを見せ付けられました。グリッドマンユニバースってそういうこと!?とか、ダイナゼノンはあれ現実世界のはなしだったの?とかにしっかり理由を付けてきて、それぞれの作品間の共演要素、GRIDMAN当時に観られた不可解な要素、若者の青春要素をぎっちぎちに詰め込んだ挙げ句、アクション面も隙がない。この五年、TRIGGERが取り組んできた特撮風アニメアクションの極地を観られた気分。

パンフにも意識してお祭り映画を作った、とあったのですが、そのお祭り要素が満漢全席といったような感じで。ネームドのメインキャラ、どのキャラの推しに関しても幸せにするぞ、という気概には驚かされました。
まあ、たぶん出てくるだろうなってキャラと、こいつは無理でしょ……を両立させて、観たかったものを全部見せてくれたので満点以外ありえませんでした。

コラボ要素に関しては開始二十分くらいで割とうるっときちゃったクチなのですが、終盤戦の怒涛の展開はもう言葉を失うことしきり。

ありがとうグリッドマン。ありがとうTRIGGER。
最高の決着でした。


しかし、円谷制作で劇伴も同じとはいえ、一発ネタで無法を通してくるとは……。しかも演出的にしっかりハマるんだからもういうことがないのがもう。