つよぽんの映画だからと初日に！
初め淡々と少年たちの日常を描いていたから
ここからどうなるのかと思っていたら
気付いたら引き込まれていました
初めぶっきらぼうで生意気な竹ちゃんも
何で馬鹿にされても気にせず、年上のあんちゃんや農家のおっちゃんにも食って掛かるわ、泳げるわ何でも出来るんだろうて思ってたけど、お家に連れて行かれて納得。ああ…この子はお父さんの代わりになろうと強くあろうとしていたんだね。
不器用が故に友達が出来ないなか、唯一笑わなかった久ちゃんを初めて名前で呼んで、またねって何度も言い合うシーンにグッときました…
そんななかでちょっとした誤解からすれ違ってしまう関係性とか…子供ながらそんな時あったなぁとか感じたり…どこか懐かしさと淡い思い出を感じさせる素敵な映画でした。
また、枯れたお芝居が凄くハマるつよぽんをはじめ、いい加減だけど〆るとこは〆る竹原ピストルの父や、安定の肝っ玉母ちゃんな尾野真知子や、なんだかんだ言いながらも可愛がってくれてた農家のおっちゃん岩松了の存在感やら、登場する町の人々もただ登場するだけでなく、全員優しくて味があって、ちゃんとラストに回収する感じも凄くほっこりした。
低予算で撮られたであろう今作でも
監督の伝えたいものというものがしっかり伝わった良作だと思います。
（あいのりの金ちゃんだったの今知った！！）
