80年代、長崎、小学生男子、夏休み。
すごく良かった。
懐かしくて泣けてくるこの気持ちは何なんだろう…育った年代も地域も違うけど、私にもこんな時間を過ごした記憶がどこかにあるからなのかなぁ。あとは絶対にこの頃の自分には戻れないことを知っているからかもしれない。
長崎の景色、多分いとこのお姉ちゃんのお下がりなピンクの自転車、透き通るラムネの瓶、まだ高い声、いくらでも全力疾走できるような体の軽さが本当眩しかった。
岸からブーメラン島まではかなり遠いように見えて、これを泳ぐの!?しかも往復!?笑
ってびっくりしたけど海の近くの子どもには普通なのかな?
特にぐっときたのはやっぱり1日大冒険をした後の
じゃあね。ん…っまたね!またねー!またねーー!のところと
駅で見送った後のお父さんとのシーン。
久ちゃんはコロコロ表情が変わっていかにも子供らしくて愛らしい。大切に育てられていることが伝わってくる。
竹ちゃんは淡々としてるけど時々見せる表情がすごく良い。そしてスタイルが良すぎる。
大人キャストもとっても良かった!草彅さんの声は物語の世界観にスッと導いてくれるし、尾野真知子さん、竹原ピストルさんの夫婦のやりとりも一歩間違えればわざとらしく思えてしまうのに自然で笑える。貫地谷さんも良かった。
ノスタルジーのかたまりのような映画でした。