このレビューはネタバレを含みます
小学生の甘酸っぱい青春に胸がギュッとなった。
ひょんなことからイルカを見に行く冒険を共にすることになって、旅を通して、他人からかけがえのない友人になっていく様子がとてもいい。
旅の終わりに、「ヒサちゃん」「タケちゃん」と呼び合って、いつまでも「またね!」と言い合うシーンがすごく愛おしかった。
その後のすれ違いから仲直りも、すごく等身大な小学生の男の子を感じたし、泣きそうになった。
別れ際の駅で、餞別に大量のサバ缶を渡して「友達だ」と確認しあって、「じゃあね」を「またね」に言い換えて再会を心の中で誓うとことか…。こんな青春が私にもあったような気がしてくる(ない)。
そして大人がみんないい人。
久田の両親もそうだし、何よりライバルのみかん農家のおじさんが…🍊
爽やかで、温かくて、切なくて…
ホントに良いものを見た!ってなる作品だった