マイコ

サバカン SABAKANのマイコのネタバレレビュー・内容・結末

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

子役の2人が本当に自然で、
昭和ってこんな短い半ズボン履いた男の子ばっかりだったよね。

そんな2人を見守る、
周りのさりげない優しい大人たちがとってもいい。
両方の親、先生、みかんのおじさん、帽子のお兄さん、そして最後押し付け合うことなく引き取ってくれる親戚。

主張しすぎる大人役がいなくて
子供がちゃんと主役になってる。

仲違いした後の2人を
もう少し描いてくれたら、
急な別れにもっと気持ちが入り込んで泣けたかもだけど。

別れた後、父親に身体を預けて
思い切り鳴き声を押し殺すように泣く、
あのシーンはグッときた。
悲しみを全て父親にぶつけて
それを受け止める父親。

逆に泣かせようではないところが
この映画のよさなのかも。
マイコ

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