このレビューはネタバレを含みます
子役の2人が本当に自然で、
昭和ってこんな短い半ズボン履いた男の子ばっかりだったよね。
そんな2人を見守る、
周りのさりげない優しい大人たちがとってもいい。
両方の親、先生、みかんのおじさん、帽子のお兄さん、そして最後押し付け合うことなく引き取ってくれる親戚。
主張しすぎる大人役がいなくて
子供がちゃんと主役になってる。
仲違いした後の2人を
もう少し描いてくれたら、
急な別れにもっと気持ちが入り込んで泣けたかもだけど。
別れた後、父親に身体を預けて
思い切り鳴き声を押し殺すように泣く、
あのシーンはグッときた。
悲しみを全て父親にぶつけて
それを受け止める父親。
逆に泣かせようではないところが
この映画のよさなのかも。