oucky

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのouckyのレビュー・感想・評価

3.2
まず一言!
「コイツはスゲ〜!」
いや、とにかくこりゃ凄い!
何が凄いか説明するのはとても難しいが
とにかく見終わった後どっと疲れました。
何でしょう、
何か人の人生3回分位観た感じ 苦笑

でも、この話を人に説明するのは
かなり難しい。

いや、かなり簡単 苦笑

どっちやねん!と思うでしょうが
やってる事はマジ簡単 笑

でもそれを一つづつ紐解くととても複雑。

とても一口で感想が述べられない。
なので「感銘を受けた点」
「何か良くない点」に
分けて感想を述べたいです。

■ミシェル•ヨー始め、演者の芝居か凄い!
多次元宇宙の中で様々なキャラを演じる彼女。
もう、こりゃ凄いの一言。
他のキャストも多次元宇宙の様々なキャラを演じますが、もうホント凄い!

多次元の様々なキャラを演じてるんです!
って一言で言っちゃうのがチープに
聞こえるくらい凄いです。

こりゃ、観ないと分からないです。

■シナリオ、構成が凄い!
結局、何が言いたかったのかは
もう分かりません 苦笑

結論は単純です。家族の愛の物語。
でも、それを単純に描かずSF的な言葉や
ドラマチックな言葉で紡ぎます。
このストーリー、簡単には語れる癖に
その中に織り込まれた複雑な内容。
物凄い情報量は、このシナリオと構成から
来るのでしょう。
シナリオライターの頭の中を見てみたい程
異常な構成です。

■とにかくダサカッコいい!
アクションから、デザイン、キャストまで
何から何までダサい 笑

主演のミシェル•ヨー、ジョナサン・キー・クァン、ステファニー•スーみんなダサい。
でもそれが、スイッチが入るとカッコよくなっちゃう 笑。
まぁ、キャスト、シナリオの妙にも伝わるが
これが、この作品の肝。

アクションも凄いダサいんだけど、
これをマジでやってるから、380度位回ってカッコ良く見えちゃう。

まぁ主演のミシェル•ヨーのカンフーは
本物ですからねー 笑
これをダサカッコ良く撮るってやはり
制作の腕ですね

様々なデザインも同じ 笑
全然カッコ良くないけと
くるりと裏返るとまぁ、カッコいい!

でもダサいままの所もあるけど…。

やはり狙ってこれを作ってるんだから
凄いですねー。

次、何か良くない点

■とにかく長い

139分!物凄い長さを感じます。
まぁそれだけ複雑なんですけど、でも長い。
後、同じような構成が以外と続く。

飽きる訳ではありませんが
これはやはり致命的かなー。

■結局、訳が解らない

うーん、観てて最終的に
これ何やってんだっけ?ってなります。
何となく雰囲気で
「あーこんな感じだよね」ってなりますが
凄く腑に落ちない 苦笑

という、感じです。
でもこれは絶対言えます!
エブエブ、
今年のアカデミー賞総ナメですよ。

そして、もう一つ!
これ絶対万人が観て
面白いと思える映画じゃない!

アクションとは呼べないし
SFとも呼べない
家族愛を語るホームドラマでもない

唯一無二!

ある程度、覚悟を持って観るべき
映画だと思います。
oucky

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