呪われたフォン•エリック一家の
プロレス人生を描いた史実を元に
作られたヒューマンドラマ。
面白い！
プロレス世界の光と闇とアメリカ•テキサス
70年代〜2000年代の
家族の黒く滲んだ家庭環境を
端的に描いた内容。
メインはプロレスの世界を描いていますが
プロレスを知らなくても全然OK
古きプロレスを知ってると楽しさ300% 笑
また、プロレスはショーなのか？
リアルなのか？という所も
うまーくボカしている。
やはりプロレスとはその辺りを超えた
「ワンダー」な世界。
そこに白黒付けるのは野暮。
現に死者も出ている。
それだけ、プロレスという物は
過酷なビジネスだと改めて
痛感させられます。
本作の構成の巧さに唸りました。
然程派手なシーンは無い。
プロレスシーンも意外と控えめ。
しかし、主演のザック•エフロンの身体や
ロープワーク、その他のキャストの
忠実性など逃げは一切ない。
しかし、関心のプロレスシーンが
おざなりなら、ここまでの感動は
生まれなかったでしょう。
2時間10分の長さを一切感じさせたない。
ショービジネス界の栄光と挫折を
アップテンポで描くので
あれよあれよ言う間にストーリーは進む。
ホントは、もう1人息子が居て
彼もピストル自殺をしてるそうだが
その辺は、大胆にオミットしている。
史実を元にしてるが
その辺が脚色の勝利なんだろうなと
思います。
歪んだ人生観や宗教観が
その一族を蝕んでいく様は
驚きの連続と物悲しさを見せつける
その手に刻まれた呪縛を
是非ご覧あれ！
