歓喜なカオテイックマルチバースを舞台に観せられたのは愛と親切、我々はちっぽけな存在であること、そして自分が自分であることを誇ること…
マルチバースを題材にしたものは数あれど、過去表現からの踏襲でなく、ここまでFRESHな表現でマルチバースを同時進行させながら、ギャグやメッセージ、アクションなどの映画的な構成要素を損なわずに映画というアートフォームでまとめ上げてた作品はなかなかないのでは?
思うにそれは監督コンビのダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)の科学的知識云々でなく、世界の認知レベルが異次元でアウトプットにもソレが表出しまくってるからなのだろう。
(前作スイス・アーミー・マンもヤバかった!)
テーマ的には「私ときどきレッサーパンダ」の世界設定的には「シン・エヴァンゲリオン劇場版」には類似点はあるものの、本作は超絶ユニークで唯一無二!!
是非みなさまにおかれましては脳みそに負荷かけて頭バグる系のスゲーもの観た感!!を劇場で体験していただきたい!!
ミシェル・ヨー、ステファニー・スー、キー・ホイ・クァン…俳優全員にも賛辞を送りたい!!
そして勢いよく吐瀉物出る系映画=名作をまたしても実証した!