じろー

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのじろーのレビュー・感想・評価

2.8
「カオスなやつ作りましたよ、どうです?」とひけらかし続けるような作品。映像がずっとプレステ4のCMみたいだった。
何よりも長い!ずっと緩急の急だけを見せ続けるような作品でただただ疲れた。マルチバースをジャンプできるということで移動シーンを省略できる(あるいは省略するしかない)のだろう。よくある映画はそれが緩急の緩の部分を担ってるが今作は個別にそれを作らないとダメ。
そして1番の欠点は並行世界という表現で家族の絆や人生の機微を描いてるようで、結局その設定の特異さに酔ってしまい何も描けてないということ。「変わったことできますよ」「斬新でしょ、これ」のアピールはもういいよ…十年後これ見返したいと思うのだろうか。
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