アカデミー賞 作品賞はじめ、最多7部門の受賞おめでとうございます。
悪ノリ下ネタ満載のマルチバースはカオスに広がり続けるかと思いきや、一家族の関係再生へとミニマムな着地。
華麗なカンフーアクションで魅せるミシェル・ヨーは、還暦過ぎてもなお美しい。
私は大好きです。でもこんなヘンテコ映画が映画賞を席巻するって、令和だね～。
エンドレスに降りかかる家族の問題。生活に疲れ切った主婦にも、成功者になれる世界があったかもしれない。
選ばなかった人生はいつだって眩しく見えるもの。こーんな奇抜なビジュアルしといて、何者にもなれなかったと後悔ばかりの苦い気持ちにそっと寄り添ってくれる優しい作品です。
