米アカデミー賞のありとあらゆる賞を総なめにした作品ということで、ミーハーな下心もありつつ....鑑賞して来ました。
〝カオス〟な香りが漂うポスター。
もう、紛れもなくカオスだったわ。
視覚的にも思考的にも豊富なアイデアの源のような作品でした。
異なるいくつもの次元に生きる自分を演じ分けるという、まさにカオスな演技力が必要となる。役者達は見事に演じきっている。
正気で演じれるのだろうか...( ⚆ ⚆ )と心配になってしまった。
ミシェル・ヨーのアクションも見事だった、いろんな次元のエヴリンを演じながら最終的にはしっかりと〝母親〟を演じる。素晴らしかった。
沢山の要素が織り混ざり、観ている側の頭の中もぐちゃぐちゃになりながらスクリーンを追いかける、と、そんな作品だった。
しっかりラストは〝家族愛〟で締めくくる。
とっ散らかった世界観をきちんと片付けてくれました。