へんなことをすればするほど、全然違う自分になれる。
あったかもしれない自分。
でも、それを羨むのではなくて、目の前の人を見て。
映像の面白さと、ナンセンスギャグの根底には、普遍的で今かなりしっくりくるメッセージが流れていて、刺さった。
中年のアジア人女性が主人公で、ここまでポップで、とばしていて、それでいてベタさもある。これはたしかに、世界が盛り上がるなぁというかんじ。
はちゃめちゃに世界とか見た目が変わるかんじは、日本のアニメっぽいなぁと思って見ていたら、監督は『千年女優』とか『パプリカ』が好きらしい。
ベーグルは、村上春樹のドーナツの話を思い出した。
お父さん役のキー・ホイ・クァンが、かわいくて、かっこよくて、優しくて、とてもよかった。
はじめのシーン、好きだなぁと思っていたのだけれど、考察見たら、そういうことか。
もう1回見たい。
(ベトナムの映画館で見たら、無音のところで、英語字幕がなくなり、ベトナム語字幕だけになり、重要と思われるところがわからなかったので、今度は日本語フル字幕で見たい笑)