yukiさんの映画レビュー・感想・評価

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バービー(2023年製作の映画)

3.3

バービーなマーゴットロビー、ピンクのセットの世界観が楽しい。
ただメッセージは、お説教ぽく感じたかなぁ。
最近、フェミニズム系で良い作品が多いからかもしれない。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.3

久しぶりに、あらためて見た。20代前半のとき以来かな。
やっぱりアン・ハサウェイのファッションに、わくわくする。


ファッションしか覚えていなかったから、新鮮な気持ちで見た。

主人公、新卒の設定だ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

ダウナーで、お互いはじめはとりつくシマのない、凪沙と一果が静かに近づいていくのがよかったな。

その自然さは、ストーリーからなのか、二人の演技からなのか。

姿が変わっていくなかで、凪沙の慈愛があふれ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.2

はじめの渋滞ミュージカルシーンで、わぁとなる。個人的に、そこが一番心が盛り上がったかも。

その後も、歌とダンス、レトロでカラフルな世界観がいい。

話の筋は、ベタな恋愛ストーリー、夢追い人ストーリー
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

はじまりの引用、音楽、スタッフロールのデザインから、かなりテンションが上がるかっこよさ。

その後、話の展開はわからないのに、セリフと絵のかっこよさで、おもしろい。

先が気になるというかんじではなく
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

岡田斗司夫がすすめていて、意外と思って視聴。

日本の格差と分断を、対立ではなく、静かな諦めとともに描いていて、おもしろかった。
それを演出や映像で見せていて、いい映画。
キャスティングもよくて、淡々
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ネタバレをなんとか回避して、5ヶ月越しに、やっと見れた@ホーチミン。

ポスターとかタイトルとかあったから、日本で見るほどではなかったけれど、事前情報なしで映画を見るというのが、まず楽しい映画体験だっ
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.8

自業自得のなか、正義を叫ぶかんじが、アメリカ……と思ってしまったけれど。

あえての共感できない、浅はかな主人公なのか?

突き放した演出と、独特な刑務所の雰囲気、その映し方(美しい)、追い詰められる
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

ゆっくり鑑賞。

少年の頃の飛行機の夢。
地震で揺れる電車。
風で揺れる草花。

映像がすごい。

戦争や地震、結核という背景がありながらも、淡々としたストーリー。


二郎も菜穂子も好きと思えるかん
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.6

楽しく見れる邦画。

原作は読んだことがないけれど、キャラがそれぞれ魅力的なのは、原作もそうなのかな。

最強&天然な岡田くん、ヤンキー感ある木村文乃もよかったし、柳楽くんのやばいやつの演技、向井理の
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

さすがいい映画!

激動のアメリカ。
でも、それには振り回されない。

自分の好きな人(お母さん、ジェニー、ババ、中尉)を信じる。

目の前のことに取り組む。
ただ走る。理由もなく。

そしたら、いつ
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怪物(2023年製作の映画)

4.8

是枝監督が切り取る自然な子どもの感覚、坂本裕二さんの少し笑えるセリフと怒涛の伏線回収。坂本龍一さんのピアノ。
辛くなるエピソードも多かったけれど、その美しさとエンタメ性でひきこまれた。
どうやったら、
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ビューティフル・ライフ(2023年製作の映画)

2.9

ベタ&陰鬱な雰囲気、歌もそこまではまらず、途中で挫折…。
「はじまりのうた」が好きすぎたからかも。
映画はベタで楽しいか、陰鬱で新しいか、どちらかがいいなぁ。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.1

救いがない、胸糞すぎる内容。
なんであんな母になってしまったのか、知りたくなってしまう。
実話を元にしていたとは…辛い。

ここまでではないけれど。
子供を自分の所有物のように扱って、頼って泣いて、依
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.9

まんまと騙されて、展開を楽しんだ。最後のシーンのエンジェルたちには、感動。
クリスティン・スチュワートのサビーナが魅力的だった。

でも、キャメロン、ドリュー、ルーシー・リューのちょっとおばかでかわい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

Birthdayと手描きの絵ができていくオープニング、10feetと試合の盛り上がりが最高!

スラムダンク、1巻しか読んでいない身でも、しっかり楽しめた。
実際にスポーツ観戦をしているような臨場感。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

主人公2人の薄っぺらさが、きらきらするかんじ。
こういう2人って、たくさんいるよねという気持ちになって、2人のことは好きではないけれど、2人を描いたことはすごいと思える、なんだか皮肉な気持ちになる映画
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.1

有村架純の魅力がすごかった。
胸がきゅっとなる寂しさと孤独。
過去を知ってすっきりしたいけど、そこが明かされたら台無しなんだろうなぁ。
いい意味で、きれいだけど不安がもやつく日本映画というかんじ。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

へんなことをすればするほど、全然違う自分になれる。
あったかもしれない自分。
でも、それを羨むのではなくて、目の前の人を見て。

映像の面白さと、ナンセンスギャグの根底には、普遍的で今かなりしっくりく
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スタッツ:人生を好転させるツール(2022年製作の映画)

3.8

フィルの口の悪さ、冗談具合がいい。
魅力的ななセラピストなのだろうなと思う。

2人の関係性も、後半、ぽろぽろとでてくる本音もいい。

ただもっと曝け出したかんじ、見たかったなというのと、ツールの説明
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ブロンド(2022年製作の映画)

3.5

主演の美しさと、マリリン・モンローの再現度がすごい。

服やインテリアもかわいい。
そもそも元のマリリン・モンローのファッションが、かわいくて、再現しているのかな。
同じネトフリのドキュメンタリーの実
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知られざるマリリン・モンロー 残されたテープ(2022年製作の映画)

4.0

ポスター、アイコンのイメージしかなかったけれど、こんな人だったのか。

当時の動画は、アイコンより美しく。
語る声は、想像以上にピュア。

彼女は詩的な美しさだった。
ずっと少女のままだった。
穏やか
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.1

シャネル展に行ったのをきっかけに鑑賞。

シャネルがデザイナーとして花開く前の話。
起業家、デザイナー、シャネルを期待していたので、生い立ちや恋の話メインで少し拍子抜けしてしまった。
もう一つのほうの
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晩春(1949年製作の映画)

4.0

原節子のミッキーみたい(と私は思う)笑顔が、気になる序盤。
おじさんに「汚らしい」と毒舌吐くときもこの笑顔。
 
それが後半がらっと変わる。序破急。
「汚らしい」も、なんでそんなこと言うのかがわかる。
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

実家に帰りたくなくなる、家族映画(笑)。

樹木希林のいいおばあちゃんと、いじわるな毒舌の塩梅がリアルすぎる。
えくぼを誉めるくだりは、監督が夏川結衣さんに姑に言われていやなことを聞いたのがもとらしい
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.8

「捨てたんじゃない。拾ったんです。誰かが捨てたのを拾ったんです」

りんを抱きしめるシーンと最後のシーン、安藤サクラの髪をかきあげるような泣き方が残った。
 
音だけの花火も、駐車場でのスイミーの話も
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お早よう ニューデジタルリマスター(1959年製作の映画)

3.9

長屋のいくつかの家庭と、近くのマンションの一室のあいだの何気ない日常。

子供のくだらないふざけた遊びと、親への犯行。
奥さんの勘違いから生まれる、ちょっといじわるな噂話。
定年間際の男のぼやき。
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HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

3.1

前半、昔の仲間との悪事自慢、警視庁の人のあの頃はよかった的な話に辟易するけれど。

後半、アメリカの刑務所でチカーノになりあたりから、引き込まれた。
この人の落ち着きはなんなのだろうと。

帰国後、そ
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.0

さすがピクサーな夢ある楽しい世界観。
オープニングとエンディングは、クラシックな雰囲気なのも好きだなぁ。

ドアは、どこでもドアからインスパイアなのかな。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

レッサーパンダのもふもふがかわいすぎる。毛の表現がさすがピクサー。
でも、それだけじゃない。

思春期のぐちゃぐちゃ、お母さんとの葛藤に共感。
設定は2002年のトロント。
同年代の自分は、なおさら共
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

星空の下でお父さんが首に手を当てる場面。
家族のために、自然と手話で歌う場面。
泣いた。

お父さんとMr. Vのキャラがよくて、ひきこまれたなぁ。

お母さんが悪い人じゃないんだけど、不安で依存的な
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

演技っぽいしゃべり方
わざとらしい月
唐突な芝刈りの説明

だんだんとつながっていって、主人公ときづいていくのが面白い。

フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.5

ヨークシャーの鉄鋼の町で、失業した男たちが、ストリップで一攫千金!?

まずは、設定がいい映画。

明るく適当だけど、親権がなくなりそうで焦る主人公。
でぶな体型を気にする友人。
通りすがりの自殺未遂
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.7

とてもよかった。
メキシコのカラフルな世界観の死者の世界と、家族の話。

最後のひいおばあちゃんのシーンで、歌詞が重なり、涙。
少女に戻ったようなおばあちゃんがまた。

忘れられると消えてしまう死者。
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