ニャントラ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのニャントラのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

和訳すると「なんでもどこでも全部いっぺんに」?、なるほど、確かにそうだった。
SFをあまり見ないので、ほ〜ん……という感じではあった。どうもSFって設定を考えて見てしまうから、なんか没入できない。頼んだポップコーンが大きくて一生懸命食べてたせいかもしれない。とりあえず思ったこと書く。
・先日RRRも見たので、カンフーが「中国版ナートゥ」みたいに見えて「最近"俺の国の持ち味見てくれ!映画"流行ってんのかな?」みたいな気持ちになった。単に私がそういうのを選んで見てるだけ説ある。あとカンフーはナートゥほど踊ってはいない。
・誰かが「結局仕事と税金のことに行き着く生活の無情さ」みたいなことをツイートしてたけど、確かにね〜、まあでもそれがいいんだよねと思ったりした。しかし個人事業主は確定申告?確かに大変そう。
・よその世界のジョイ、全部ナイスルックすぎて良かった。メイクも衣装も超可愛かった。
・アライグマシェフがGleeのマイク・チャンで「お!」となった。権利的な意味でアライグマにしたのかと思いきや作品名出しててズコーッとなった、本当にアライグマ版もあるのか?(まさかね……)
・実写版パプリカっぽい、と思った。話全然違うが。
・設定を鑑みるに、エブリンとジョイは最終的に色んな世界を同時に生きてたってことなのかなー、そりゃ脳に負担だし、平気でいられるエブリンはやっぱり特別だったんだな。
・ウェイモンド、いい旦那すぎた。ヘラヘラばっかして使えないわね!みたいな気持ちになるのもわかるけど、でも結局生活相手としていいのはああいう人だよなって感じがする。
・岩になったシーン、めちゃくちゃシュールで面白かった。夢オチならぬ岩オチ……と思ったけどオチではなかった。確かにね、そもそも人がいない世界もあるんだから人同士の問題なんてちっぽけなものである。まして税金や店や家族のことなど……でも我々からしたら切実なんだよな、我々の"生活"のことだから。
・しかしあんな勢いでケツに物入れたら裂けるぞ。
・なんか話の本筋に対する感想が全然ないな、SF得意じゃないからアカデミー獲るほどなのかはよくわからなかったけど(前見たインセプションとかもふーん?ってなった)、でもハチャメチャである意味笑いあり涙ありで面白かったと思う。見る人によっては「変にコンプラ要素入れすぎでつまんない」と思うのかもだけど、自分はそこは気にならなかった。指がソーセージになる世界は面白かった。
・あー、家族愛の話だったのかあ、となんとも言えん気持ちになったというか、家族ものが地雷な人には勧めないな……と感じた。
・音響的な興奮も特になかったので、別に映画館で見なくても良かったかな。
ニャントラ

ニャントラ