このレビューはネタバレを含みます
人生ベストに入るかもしれん。
ずっと余韻に浸ってる。
世界を救う話かと思いきや、宇宙規模の親子喧嘩とわかった瞬間もう最高だった!!
自分の性格に悩んだり人生で立ち止まったりしたとき、「世の中にはもっと辛い境遇の人がいる。それに比べたら私の悩みなんて」と諦めてた問題が、現状に起因している。
長引いている問題ほどすぐ病んでしまいかちなんだけど、でも、そうだよね?
思い悩んでいると視野は狭くなるし、正直世界のこととか知らんしそんな余裕ないわと喚きたくなる気持ちをジョブ・トゥパキに投影して泣きそうに。
完全に泣かなかったのは、マルチバースの色んなエヴリンに切り替わるシーンで、イラストや人形、石として生まれている演出が斬新で眼を惹かれたのと、バースジャンプするための突拍子のない行動が馬鹿馬鹿しくて、シリアスなシーンとおふざけシーンのバランスが良くて(このバランスの良さも最高)憑き物が取れたかのような気持ちで映画館を後にした。
バースジャンプで得たスキルが超能力とかじゃなくて、別次元のエヴリンが日常で培ったスキルというのもよかったなぁ。