■ADHDの症状である白昼夢とマルチバースを掛け合わせた映画〜🎬■
本作制作をきっかけに、ダニエル・クワン監督が、ADHDの診断を受けることになったと知って見に行った作品。
映画の中の登場人物の精神状態は、だいたい監督自身の精神状態だったりするので、私の場合はそういった部分も映画の楽しみだったりする。
やはり、主人公エヴリンはADHDであった！！
経営しているコインランドリーの税務調査？を家族で受けている時、エヴリンは話を聞かずに白昼夢にふけっていた。
ADHDの「不注意」の症状である。
その白昼夢の内容が映画の大部分であるが、エヴリンはカンフーの達人、歌手、シェフなど様々な人物になる。
その”白昼夢のような思考形態”と”マルチバースの概念”が似ていると思い、ダニエル監督は掛け合わせたんじゃないか？と思う。
ちなみにマルチバースとは、多元宇宙、平行宇宙という概念である。
映画の中では、エヴリンは、別の宇宙にも存在していて、別の宇宙のエヴリンがカンフーの達人として今のエヴリンを助けにくる設定となっている。
しかし、ダニエル監督の頭の中ってあんな思考なのかな〜
ごちゃごちゃして整理がつかない…。
かなり疲れるだろうな〜
■第95回アカデミー賞受賞〜🏆■
2023年の第95回アカデミー賞の７部門で受賞。
アジア人女性初の主演女優賞を獲得〜👑
アカデミー賞受賞作品は時代を反映しているのかな〜
他の作品全部を見たわけではないが、やはり今の時代にふさわしい作品なのではないか？
☑︎アジア系アメリカ人というマイノリティ
☑︎LGBTQ
☑︎マルチバースという概念
☑︎ADHDを始めとする発達障害
しかし、ゲイ的なニュアンスの映像も多かったが、ダニエル監督はもしかしてゲイのかな〜なんて思ったりもした。
（臨床の中で、発達障害の方にLGBTQの方が多い印象あります〜）
