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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの月のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

マルチバースをただのSF世界観とするのではなく、IFの自分を見て体験するための装置として上手く使っていて、それがちゃんと主題にも絡んでくるのが設定の必然性があって良かった。

親による娘の支配というテーマで「私ときどきレッサーパンダ」を思い出しながら見ました。
あれはティーンの娘が主人公で、その母親に祖母に遠い祖先にと出てくるので、本作はあれの母親版だなーと思った。
テーマが同じなので後に見たエブエブに新規性を感じられなかったけど、今思うと悪循環を断ち切る主人公が娘なのか母親なのかという違いで、母親の立場の人はこちらの方が共感できるだろうなとは思う。
どちらも中国系欧米人の話ですが、家族とか先祖の話と親和性が高いのかな?
日系人が主人公の映画とかももっと大手で作られてほしいな
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