Peony

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのPeonyのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと前にトレーラーを観て、ちょっとはちゃめちゃすぎない、、?とスルーしてしまっていたけど、お世話になっている方が、久々にめちゃくちゃ良い作品に出会ったとおっしゃっていたので鑑賞。

マルチバースの作品は多いけれど、この作品のスピード感、はちゃめちゃ感は抜きん出てた(笑)混沌とはこのこと!

並行世界がテーマの作品は有名なところでいうマーベルだったりするけれど、ヒーローがそういうことをしても、なんとなく、あ〜なるほど、、?と流してしまうところを、わたしたちのような普通のおばちゃんを主人公にしていたところがよかった。

わたしたちが今生きているこの瞬間はたくさんの選択で分岐してきたからこそ。
ここ最近、すべては選択次第と思うことがいろいろとあって、良いタイミングで観れました。

岩になった世界線や、どんなものも万物に形を変えるシーンを観た時には、物も人も粒子だもんな〜とハッとさせられたし、たくさんのSF作品のオマージュには愛を感じた。

そして、驚きや納得だけではなくて、感動もしっかりあった。

お父さんの生き方が本当にかっこいい。人に優しくありたいね。その行動が一見間違えているように見えたり、情けなく見苦しく見えても、その行動には、人を幸せにできる可能性があって、無駄なことなんてひとつもない。

ずっと感情がジェットコースターで慌ただしかったけど、この作品に出会えてよかった。
わたしはわたしの世界線を大切にしていこうと思う。
Peony

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