「もし人生をやり直せたら」「別の人生だったら」を考えさせてくれる映画は沢山ある。
その大半は自己との向き合い方をテーマに語られるものだが、本作はむしろ他者との関係性が中心になる。
自身のアイデンティティに悩む娘
何でも明るく楽しく振る舞おうとする夫
家父長制の象徴のような父
この家族たちとの関係について、まさかのマルチバースを通じた戦いの中で主人公が学び変容していく話…
いや、何言ってるか分からないなこれ。とにかく見たらわかるから見て!
映像も脚本も斬新なのに扱うテーマは古い。そういう意味では正に、「様々なあり得ない世界を見ることで目の前の根本的な事実に向き合う」作品なんだろうな。