不思議な魅力を持つ青年の突然の来訪により、裕福な一家のアイデンティティが崩壊していく話。
今までみた映画のなかで一番意味不明かもしれない。
何もないシーンか、何をしているのかわからないシーンばかり。
セリフも少ないので眠くなった。
前半はギャグパート。
一家を狂わせた青年がどんなサイコパスかと思いきや、何もしていないし、何もおかしくない。
ひたすら家族の奇行を受け止めているだけ!
一家全員が勝手に青年に性的に魅了されて、男も女も股開いていく流れには笑った。
中盤から?になっていく。
ここでのわからなさとは、言ってることは認知できるが、発想が理解できない系のやつ。
青年との交流を契機に、家族のメンバーが勝手に自らのアイデンティティと向き合い始め、これまで抱えていた空虚感を露わにしていく。
終盤は最早何も意味がわからない。
青年が突然いなくなったショックで家族がおかしくなるのだが、石のように動かなくなったり、草食ったり、アーティスト気取りになったり、裸で荒野彷徨ったりなど、???な奇行のオンパレード。
『家族ゲーム』と似ているが、『家族ゲーム』ほどドラマ性があるわけではなく、聖書の言葉が引用されるなど、かなり抽象度が高い作品だった。
わからない!