病原菌と犯罪の手口は世界を周ると言うが、韓国でも振り込め詐欺は社会問題になっているという事実…。映画の中での悪人が悪そうなヤツがホントにクズで、振り込め詐欺を犯罪でなく仕事と思ってる事に驚きます。
韓国映画ってホントにイヤなヤツを描くのが上手いですね。
掛け子も罪の意識などなく社員のような感じでこれがリアルなんだろうなと思います。
騙される方が悪いはもう通用せず、人の心の隙間を巧妙に突いて来る悪質さがエグかった…。大切な人を傷つかれお金を取られた主人公の怒りは分かるが、ちょっと猪突猛進で綱渡りが過ぎる…。もう少しスマートにいって欲しかった気はします。
それでも組織への潜入はヒリヒリするような緊張感でしたね。
組織の責任者のクズさは悪としては立っていましたが、お笑いのジャングルポケットの斉藤さん似の無表情男が良いキャラクターで盛り上げていました。
ちょっと行き当たりばったりな展開が気になるものの、最後まで息をつかせぬ展開でなかなか見応えがあった作品でした。
