のんchan

わたしの可愛い人 シェリののんchanのレビュー・感想・評価

わたしの可愛い人 シェリ(2009年製作の映画)
4.4
今作もルパート・フレンド観たさ🤩でチョイス💫
ところが最高に好みの内容でした🎯✨

監督は『マイ・ビューティフル・ランドレット』『危険な関係』『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』等のスティーヴン・フリアーズ❗️

脚本は『ファーザー』で脚本賞を取り、『危険な関係』以来、監督と再タッグのクリストファー・ハンプトン❗️

キャストも最高で、興味深い時代と年齢差恋愛で面白い話なのに、平均スコアが低いのが不思議‼️


《ココット》と呼ばれた高級娼婦がセレブとして持て囃された1906年、所謂ベル・エポックの時代のパリが舞台🇫🇷

《特典映像で語っているそれぞれのココット像》
⚫︎監督
「ミステリアスで映画スターのようなセレブリティ。ファッションやダンス界もリードしてトレンドを作り出す超セレブだった」
 
⚫︎ミシェル・ファイファー
「自立したビジネスウーマンであり、賢く美しくて財力のある女性たちで、愛人たちに愛されて地位を築いていた」

⚫︎キャシー・ベイツ
「ココット達の世界は謎に包まれていて、一般社会からは知られていなかったから、彼女たちは互いの絆がとても強くなった」


ココットを引退し悠々自適な生活を送っていたレア(ミシェル)は、昔の同業者シャルロット(キャシー)から、19歳の放蕩息子フレッド=シェリ(ルパート)をどうにか一人前にしたいと含みのある相談をされる。

幼い頃からレアに《シェリ(愛しい人)》と呼ばれていたフレッドは、実はレアにずっと想いを寄せ続けていた💗レアは教育係として息子ほどの歳の差のフレッドと交際することになる...


オープニングから魅せる時代性が素敵✨
元ココット達の有閑的派手な生活、しぐさ、高級感ある調度品、そして私は衣装が最高に素敵で目の保養だった✨👗👡💍🥺色合い、素材感等細かな部分までセンスが良くて目の保養だった🥺✨

皮肉に満ちた会話で成り立っている世界も面白い😲
例えばシャルロットの台詞
「あら、良い香り❣️肌にハリが無くなると香水がよく染み込むのよ」とレアに嫌味を言う😁

レアは自分に夢中なシェリを存分に色気で酔わせ、金を与えて遊ばせる6年間を共に過ごす💞

がしかし、シェリも25歳となり、シャルロットに結婚を謀られる。そこに現れたのは少女のような無垢なエドメ(フェリシティ・ジョーンズ)だった。

シェリはレアと妻エドメの間で悩む...
そして1人で旅に出て時間を過ごす。

レアは焦燥、エドメは不安しかなく...

数日間を経て戻って来たシェリはレアと久しぶりに身体を共にする。
その時レアは元ココットではなく、ただただ女(それも急に年老いた)になっていた😓

シェリはその後に言い放つ
「理想のレアをぶち壊すな!結婚前には妻には優しくしろ!と言った。昨夜も妻を心配してくれた。それがレアだ。いい人なんだ。最高の人なんだ。だから僕は愛していた。」と過去形に...

シェリより早く生まれすぎたレア。
永遠に愛するただ1人の女性だったはずなのに、シェリから愛し切られることはなかった🥲


バッドエンドなのか?
シェリにとってはハッピーエンドかも?
レアは知っている。


アラフィフのミシェルが凄く美しく✨そしてそれなりの老いも見せます。 

いつものようにキャシーはイイ👍

ルパートはやっぱり素敵🤩💓✨

私はとっても好みの作品💗
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