わたしの可愛い人 シェリの作品情報・感想・評価

「わたしの可愛い人 シェリ」に投稿された感想・評価

7.19、レンタルDVDで視聴。
原作既読済み(続編のほうはまだ)。原作が最初から最後まで残酷さを滲ませつつも美しい夢のような色彩を保ったまま最後まで描ききっていたり、その中での主人公二人を中心とした繊細な人物描写にものすごく心を打たれ、そんな作品を映画化したというので気になったので観てみた。
結果、原作小説だけを美しい小箱の中に閉じこめておけば良かったと思いました。観ないほうが良かったと開始五分から延々思わされる地獄でした。

構成などもだいぶテコ入れしており、物語はココットとはこんなものという説明が諧謔的にテンポよくなされ、そのまま、シェリとレアがくっつくまでを先に描く。時間軸のいじりなどはあるがおおよそまあ原作のキーとなる部分はちゃんと拾いつつ物語は進行しているといえる。が、とにかくずっとそれなのに原作と決定的に噛み合ってない感じが続く。キャラクターにも一切の深みがないままで、それどころかレアという人物があまりにも簡単な人間に成り下がっている。ラストの「私のせいであなたは子供のままなのね」みたいなのも、せやなと突き放したくなるような、ひたすら自分の恋に生きてまともに嫉妬したりしてるようななんかもう原作がとにかく恋しくなってくる改悪がなされている。甘えがあるもうそろそろいい歳の若者と母親的な庇護してくれる愛人の面もある女の繊細さが全く描かれていない。シェリとの関係はヒモて繋がっていないというようなところも強調するどころかむしろヒモみたいなもんというところが強調されてたり。関係のちぐはぐさ、破滅に向かわざるを得ない切なさがない。
というか、この映画はレアに寄り添っていないし、シェリにも寄り添っていない。誰にも寄り添っていない。母離れをして子供から脱却して寂しさを背負う男というものも、老いに追いかけられる女も、現代においても胸をチクチク刺してくるものがあるのに、そこも主題として拾いきれていないでただ撮ってるだけ感。さきほども触れたラストの印象深いセリフもなんだかこの映画においてシェリに仮託された若者に対して甘ったれた感傷と許しを与えるものというものに成り下がっている。
とにかく、最初のココットの説明が露骨にそうであったように、作品そのものを軽いものにしてしまっている。

あんまり普段はこんなふうには思わないしそんなところに着目はしないけど、開始十分もするころには、「これ、男が作ってるな」とぴんときたので調べてみたところ、やはりメインどころは男が並んでいた。それが分かるくらいにはこの作品をそういう目で作り直しているところがある。肝が分かっとらんとか何様かというようなこともとかく言いたくもなってくる。たすけて。
本作、あらゆるところにグロテスクさが垣間見えるのに、シェリの母親やレアの友人関係にしろ、退廃放蕩にしろ、ラストのレアにしろ、そこを結局キレイに撮ったのもどうかと思う。本作における醜さにちゃんと目を向けてないのでは。

また、ファッションや内装などの美術はどこもどれも美しいが不思議なくらいフランスの空気は出せていないのも見所といえるだろう。主役を中心に英米の人々が並ぶからなのかもしれないが(言語も英語である)、なんなんだろうな。そこは面白かったです。

あと、原作の続編部分の肝要なところを最後についでにナレーションで処理されたのはくさはえました。

まとめ。
この映画は結局のところ主題らしい主題もないまま、原作を一応それなりに(改悪しつつ)なぞっているだけでからっぽな印象を与える作品でした。
原作読もうぜ!!!
木蘭

木蘭の感想・評価

3.4
 ベルエポックのフランスを舞台にしたコレット原作『シェリ』を、豪華なセットとキャストで映像化したメロドラマ。

 英語劇で主要キャストにフランス人俳優が居ないという事を差し引いても・・・あれだけ当時のファッションやインテリアを再現しているのに、全くフランスに見えないのが凄い・・・。

 芸達者な俳優たちの演技は素晴らしいし、衣装やセットは豪華だし、夢のような庭園を写す時は当時流行した"のぞきからくり"を思わせるカメラの絞りをしてみたり、突然としてシェリがレアの老いに気が付くクライマックスの体当たり演技は凄いし、ミシェル・ファイファーがバックショットしか肌を見せない分はルパート・フレッドが脱ぐし・・・とにかく良く出来ている。
 ・・・なのだが、良く出来たメロドラマ(誉めています)でしか無いのは、原作者コレットのエッセンスを作品に落とし込めていない査証なんだよな・・・。

 それと最後のナレーションで、続編『シェリの最後』のストーリーを落ちまでサラッと話してしまうのには度肝を抜かれた・・・待て待て、一寸待て。
ルパート・フレンド目当て。
この時代の雰囲気がけっこう合っててよかったです。
(ヌードもあるしw)
んの

んのの感想・評価

3.9
此時代の雰囲気らしさの映像や
レアの衣装も良かったが〜
一世を風靡したココットにしては少し
Mファイアでは魅力や品格が乏しいのでは^_^〜と
のんchan

のんchanの感想・評価

4.4
今作もルパート・フレンド観たさ🤩でチョイス💫
ところが最高に好みの内容でした🎯✨

監督は『マイ・ビューティフル・ランドレット』『危険な関係』『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』等のスティーヴン・フリアーズ❗️

脚本は『ファーザー』で脚本賞を取り、『危険な関係』以来、監督と再タッグのクリストファー・ハンプトン❗️

キャストも最高で、興味深い時代と年齢差恋愛で面白い話なのに、平均スコアが低いのが不思議‼️


《ココット》と呼ばれた高級娼婦がセレブとして持て囃された1906年、所謂ベル・エポックの時代のパリが舞台🇫🇷

《特典映像で語っているそれぞれのココット像》
⚫︎監督
「ミステリアスで映画スターのようなセレブリティ。ファッションやダンス界もリードしてトレンドを作り出す超セレブだった」
 
⚫︎ミシェル・ファイファー
「自立したビジネスウーマンであり、賢く美しくて財力のある女性たちで、愛人たちに愛されて地位を築いていた」

⚫︎キャシー・ベイツ
「ココット達の世界は謎に包まれていて、一般社会からは知られていなかったから、彼女たちは互いの絆がとても強くなった」


ココットを引退し悠々自適な生活を送っていたレア(ミシェル)は、昔の同業者シャルロット(キャシー)から、19歳の放蕩息子フレッド=シェリ(ルパート)をどうにか一人前にしたいと含みのある相談をされる。

幼い頃からレアに《シェリ(愛しい人)》と呼ばれていたフレッドは、実はレアにずっと想いを寄せ続けていた💗レアは教育係として息子ほどの歳の差のフレッドと交際することになる...


オープニングから魅せる時代性が素敵✨
元ココット達の有閑的派手な生活、しぐさ、高級感ある調度品、そして私は衣装が最高に素敵で目の保養だった✨👗👡💍🥺色合い、素材感等細かな部分までセンスが良くて目の保養だった🥺✨

皮肉に満ちた会話で成り立っている世界も面白い😲
例えばシャルロットの台詞
「あら、良い香り❣️肌にハリが無くなると香水がよく染み込むのよ」とレアに嫌味を言う😁

レアは自分に夢中なシェリを存分に色気で酔わせ、金を与えて遊ばせる6年間を共に過ごす💞

がしかし、シェリも25歳となり、シャルロットに結婚を謀られる。そこに現れたのは少女のような無垢なエドメ(フェリシティ・ジョーンズ)だった。

シェリはレアと妻エドメの間で悩む...
そして1人で旅に出て時間を過ごす。

レアは焦燥、エドメは不安しかなく...

数日間を経て戻って来たシェリはレアと久しぶりに身体を共にする。
その時レアは元ココットではなく、ただただ女(それも急に年老いた)になっていた😓

シェリはその後に言い放つ
「理想のレアをぶち壊すな!結婚前には妻には優しくしろ!と言った。昨夜も妻を心配してくれた。それがレアだ。いい人なんだ。最高の人なんだ。だから僕は愛していた。」と過去形に...

シェリより早く生まれすぎたレア。
永遠に愛するただ1人の女性だったはずなのに、シェリから愛し切られることはなかった🥲


バッドエンドなのか?
シェリにとってはハッピーエンドかも?
レアは知っている。


アラフィフのミシェルが凄く美しく✨そしてそれなりの老いも見せます。 

いつものようにキャシーはイイ👍

ルパートはやっぱり素敵🤩💓✨

私はとっても好みの作品💗
けーな

けーなの感想・評価

2.8
フランスの女流作家コレットが、1920年に書いた小説「シェリ」が原作。フランス文学の代表作で、とても有名らしいけれども、フランス文学に、全く知識がないので、全然知らず、どんな話なのかも分からずに観た。

フランスのベル・エポック期(19世紀末の最も華やかなだった時代)に、ココットと呼ばれた高級娼婦のお話。ココットを引退して優雅に暮らしていたレアが、仲間のココットから、息子の教育係を頼まれ、引き受け、親子ほどの歳の差の2人は、恋に落ち…。

美しい話だと言われているようだけれども、全然合わなかった。小説は、良いのかもしれないけれど。

ラストには、ちょっと驚いたけれども、そういう話の展開は、嫌いじゃない。

ミッシェル・ファイファーは、あの歳で、とても美しいとは思うけど、なんか痛々しく見えてきちゃって。

シェリを演じたルパート・フレンドも、先日観たばかりの「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のアルバート公の時の方が良かった。同じ年に製作された映画だ。

シェリの母親が、キャシー・ベイツで、彼女も高級娼婦だったっていうのが、信じられない(笑)。

エドメ役のフェリシティ・ジョーンズが良かった。
おぐり

おぐりの感想・評価

4.3
2021-10-25 ぽすれん
 …よい映画だ。 ミシェル 大成したね
危険な関係から20年
mam

mamの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ベル・エポック時代のパリ。ココットと呼ばれる元高級娼婦のレアと、同業の友人の息子シェリとの悲恋。
kid

kidの感想・評価

3.0
愛してるのに愛しきれない
悲しい。。。
人を愛するって一筋縄ではいかないね…


エドメがいちばんかわいそうだね
私が彼女の立場なら気が狂う


早いうちに2人で遠くに逃げて駆け落ちでもしてしまったらよかったのに


なんていうラストなの…

ミシェルファイファーは美しい
ベルエポックのファッションと髪型もすてきだった
Kanito

Kanitoの感想・評価

3.5
【過去鑑賞記録】
ルパート・フレンドのかわいさに惹かれて。
いまいち有名にならない彼。
年下の男、怖い、、
今ならティモシー・シャラメに演じてほしい!
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