KUBO

すずめの戸締まりのKUBOのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.5
宮古島から東京に帰ってきて一本目の試写会が新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』完成披露試写会!

終映後、鳴り止まない拍手と試写会では異例のスタンディングオベーション!

素晴らしい作品だった。この『すずめの戸締まり』は『君の名は。』に匹敵する傑作だ。

実は、私は前作の『天気の子』を「絵がきれいなだけでストーリーに内容がない」と酷評した。

だがコロナ禍を経て発表された本作は違っていた。登場人物にドラマがありしっかりした背景があり、ファンタジーの裏に重いテーマがある。『天気の子』に不足していたものの全てがここにあり、新海誠は名実共に日本のアニメ界を背負う存在になった。

日本各地に存在する謎の扉。この扉を閉めないとどんな禍が起きるのか? 主人公「すずめ」とイスになった青年「草太」は日本を救えるのか?

前2作にあったようなRADWIMPSのMVのようなパートはなくなったが、新海誠特有のこだわり作画はもちろん健在。特に東京を通過する時の駅や電車や街の描写は「ああ、これ、どうしてもやりたかったんだろうなぁ」と思わせるオタク気質満載!

舞台挨拶では感極まって涙してた、若干19歳、主演の「原菜乃華」の熱演は素晴らしい。また残念ながら今日の舞台挨拶には欠席であったが、すずめの叔母役で教え子の深津絵里も出演しているのも大変うれしい😊

『君の名は。』では「時間」、『天気の子』では「天気」。さて本作『すずめの戸締まり』で謎の扉から出てくる禍とは?

ファンタジーとして一級品なのはもちろん、胸を熱くするストーリーと完璧な伏線回収! 

自信を持ってオススメします!

新海誠最新作『すずめの戸締まり』は傑作だ!



*出演者が見たのも昨日今日。5日前にはまだ野田洋次郎は新海誠と仕上げの仕事をしていたと言う。前作『天気の子』も試写一切なしでの封切りだったが、どんだけギリギリ⁉︎😅
KUBO

KUBO