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すずめの戸締まりのnumasanのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5
前作「天気の子」同様とても爽やかでファンタジーな作品でした。
主人公の岩戸鈴芽の懸命に災いの扉を閉めようとする様子に彼女の純粋さを心地良く感じました。
新海監督の作品は「君の名は」では彗星の落下、「天気の子」は異常気象とどちらも天変地異が題材になっていて、それらに向き合う人々の心みたいなものを主人公に投影しているかのように思います。
この作品でも、もし災害の起きることが分かっていたとしたらどうしますかと言う問いかけに幼い頃に災害の悲しみや怖さを知っている鈴芽が必死になんとか食い止めようとする姿がその答えなのでは…と私は思います。
映像はとてもきれいで風景描写も細かく描かれていて良かったですし、出ている猫のキャラクターがちょっとジブリっぽい感じがして可愛らしく、そして主題歌はとても染み入るような印象な歌でとても良かったです。
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