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すずめの戸締まりのNACのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!

現実の災害を匂わせるレベルではなく、がっつり3.11とリンクさせたのは驚いたけど、エンタメとしてきちんとリスペクトを保ったまま昇華させていたと思う。
ダイジンやサダイジンの行動に意味の分からない部分もあったけど、神は気まぐれだと言われてしまえば納得できてしまう。もしかしたら、ここの感覚は海外の人は納得いかないかもしれないな。
環さんとすずめが思わず考えをぶつけ合ってしまうところ、それを「あれは嘘だった」と片付けるのではなく、「あれも本心だけど、それだけじゃない」と言えたのは凄くよかった。あそこから、ふたりは本当の家族になれたんじゃないかな。
今までの新海誠の作品って、なんとなく悲恋な部分が必ずあったけど、今回は初めて、悲恋的な部分のない終わり方だった。悲恋も好きだけど、今回みたいなのもいいですね!
すずめが大学卒業したら、二人で閉じ師として全国を旅していくとか、妄想してしまう。

気になる点としては、もう少し、お互いに意識しあい描写があってもよかったかなと思う。急に好きになった、という印象はあったな。

でも、とにかく、面白かったです!
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