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すずめの戸締まりのhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8
人が離れ、忘れ去られた場所から厄災が顔を出してくる。それを封じ込めるのに必要なもののひとつが「記憶」を蘇らせること。鈴芽たちは過去の記憶を蘇らせ、土地を守っていくのだけど、またその旅の中で人と出会い、新たに記憶が生まれていく。その記憶のほとんどは、土地だけでなく、物にも託されている。千果の洋服、ルミのキャップ、草太の靴、椿芽の椅子…。過去の記憶と、新たに作られていく記憶。土地や物への愛着を示した作品。タイトルの「戸締まり」は比喩かと思ったら、しっかり「戸締まり」していて最初笑っちゃった。勤勉で運動神経も良い長髪美青年がちょいちょい天然なところを披露してくるの面白い。新海誠の好きな女の子のタイプが分かりやすすぎて面白い。名前隠されて過去作ヒロイン横並びにしたらどれがどの子か絶対区別つかない。
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