このレビューはネタバレを含みます
監督えげつないな...
日本各地を渡り歩き優しさに触れるロードムービー、おばさんとの関係、草太さんとの凸凹ラブコメ、どこか漂うジブリ感、そして地震とまつわる神話。と要素が多くて頭パンクしそうでした笑
序盤 忘れ去られた場所でそこに居た人達に思いを馳せるだけでも泣きそうだったのに、進路が中央構造線上ひいては南海トラフエリア、阪神淡路大震災、関東大震災だと気付いた時には胸が締め付けられ、東日本大震災のあの日の「行ってきます」で涙が止まりませんでした。お母さんが看護師なのも逃げ遅れてしまった要因の一つかなと思うとつらくて...
現実とのリンクが強くて、それ故かすずめの草太さんに対する想いへの感情移入が少し難しかったかも
RADWIMPSのタイミングバッチリ疾走感あるMV的な演出はほぼなく物足りなさも感じたけど、テーマとは合わないという意図だったのかな
君の名は。から続く災害三部作として、ここまで深く踏み込みこみながらもエンタメとして成り立つのはまさに集大成、非常に意義のある作品だと思いました！
