詳しい感想書くのは少し慎重になる内容でした、後日。
とにかく九州行きたい、愛媛行きたい
気になったの神道モリモリの設定！
今回は脚本を書かれたのが震災後で、具現化された地震がラスボスです。倒し方は神道の解釈通り、タケミカヅチとフツヌシが要石でナマズを静めるという王道です。ここに映画のメッセージとして「ここにいた人の想いを込めて鍵を締める」という設定が加えられています。まだ震災は終わってない、震災を飲み込めてない、難しい感情に何とかケリをつける結末を描こうとしていて、勇気のある設定だなあと思いました。
神道でいうと、空の描写が筆頭の新海さんの素敵な美術は、今回都会よりも自然に多く割合を割かれていました。宮崎や愛媛の山と海が合わさった町、雷が走る積乱雲、とりあえず前半ほとんど綺麗で最高です映画館で観る価値は前半に集約されてたと思います。
演出で気になるのはミミズが使徒！
特にビル越しに見上げる巨大に蠢く様子、閉じられた時の消え方、わかります自分もエヴァはあの辺が１番好きでした。
ジブリ要素はみなさんが書いてる通りネコと音楽、だけと思いきや１番ジブリだなと感じたのは芹澤です！あのカッコつけ方、初め無愛想からの情けなさと気さくさの絶妙な雰囲気、こいつはもうジブリの男キャラです！紅の豚以降、千と千尋前までの脇役キャラっぽい。好き。
あと王道に走った新海誠は好きじゃない皆さん！
そもそもフォトスポットとして流行りのポツンと置かれたドアがメインアイテムですし(新海さんはお洒落なものが好き)、主人公の家も坂道の上で、細い敷地に何とか建てられた家が可愛いのも(わかる！)、ミミズを使徒にしちゃうとことか(わかる！)、地方行くと廃墟の観光街に行きたくなっちゃうとか(わかる！)、地方のギャルの会話聴いてると面白いとか(わかる！)、あの人まだまだ趣味全開です！笑
おすすめ！！！
あ、好きじゃないところもあります。
声優です。同じく新海作品の会話苦手な方多いかもです。が、誤解です。
田中将賀キャラデザと俳優の声優が相性が悪いだけなのです！J.C.やA-1の深夜アニメで有名な作品が多い方ですが、いわゆるデフォルメした可愛さを強調したデザインなので、いくら原画動画枚数増やしても、リアルさ～デフォルメさの微妙な調節が俳優さんだとうまくいかないのです、、、
