たに

すずめの戸締まりのたにのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

内容は今までの新海誠作品の中で1番ファンタジーだったけど、人間の感情に寄り添っているのは新海誠作品だなって感じ
恋愛ばかりがメインなのでは無いのも良かった
地震に対する経験の差や年齢や立場の違いとか登場人物の幅が広くて色んな人に感情移入が出来て良かった
環さんという登場人物がものすごく「新海誠ってもう親なんだな…」と思わせた
椅子が可愛かった
あと正直ジャニーズの声優がどんなもんかと思ってたけど違和感なく楽しめた

2021.11.18
2回目見た
2回目見ると色々整理しながら見られて、あーあれはこうだったんだなとかこれはこうだったんだなとか思えて楽しかった
2回目に見た時草太という人物を掘り下げて見て、すごく等身大の青年なんだなって思った
年下の女の子に優しくて(途中から特別な感情があるのは抜きにして)、子どもの扱いに慣れていて、教師になりたくて、安アパートに住んでコンビニでバイトしてる、めちゃくちゃ普通の大学生なんだね
あと2回目だとよりいっそう最後の「いってきます」が沁みた
戸締りは何かを閉じ込めたり、終わりにさせるためにするんじゃなくて、出かけるから、前に進むからするものなんだってすっかり忘れてたよなあと思わせた
たまきさんももちろんだけど、深夜の1時半まですずめの帰りを待っていたルミさんにも"親"を感じて胸がしめつけられた
「僕には無いものでできてる」って歌と一緒に今まで出会った人達が描かれるのも良かった
全国中継の舞台挨拶で見に行ったんだけど、新海さんが「この映画も僕には無いものでできている」というような話をしていて、すずめの成長もそのようなことなんだろうなと
たに

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