峰不純子

すずめの戸締まりの峰不純子のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.4
宮崎じゃないジブリと、描きたい物がなくなった細田守監督を超えていくかな?

全体のストーリーとしてはとても面白かった☆
実際の災害とファンタジー要素を組み合わせ、自分達の日常と地続きに感じられる構成は、12年前の3.11という大災害を直接扱いながら、それに対するストレートなメッセージがあって良かった。

個人的に気になったのは、アニメ独特なドタバタした萌え要素かなw
監督の過去作にあった甘ったるさが、近作よりも多い気がして見てて寒かった…。
懐メロパートも必要?

主人公達を振り回す悪者のようなダイジンのキャラが、最後には…という展開がいまいち掴めなかったり、腑に落ちないものもいくつかあり、観賞後の感動度合いは「君の名は。」「天気の子」よりは薄かった。

「天気の子」が公開された頃はほんとに大雨の日が多く、今作が公開されてる今は地震が頻繁にあって、現実とのリンクがスゴくて、この監督は持ってるのかもしれない。
峰不純子

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