このレビューはネタバレを含みます
まず、タイトルが出るまでのシーンで。完全に物語に引き込まれる。
ほぼ予備知識がなくても頭にすんなり入ってくる無駄のない登場人物、設定の説明、ドキドキする展開、圧倒的な絵の美しさと迫力。冒頭から感極まる。
その後も全く飽きることなく、エンディングまでいくのだけれど、クライマックスはどうしたってグサグサと心をえぐられる。あまりに酷な現実を容赦なく突きつけられ、言葉を失う。
起きたことを忘れちゃいけない、当たり前の日々にあぐらをかいちゃいけない、そして生きることをあきめらてはいけない。
いまこの瞬間、この世に、この地球で、生きている、ということの意味が分かりそうになるような、そんな映画でした。