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すずめの戸締まりのざぼのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

新海誠監督はぶれないね。
空と災害と男女とフェチ。

天気の子、君の名は、の明るい雰囲気とは違った暗さだけどこちらのほうが段前好きだな。

一番はすずめが叔母に対立するシーンか。胸が痛い。行ってきます、とみんなが出かけるシーンも。そのあと、一度もみんなと会えなかったからこそ、もう一年、一日、一時でも生きさせてください、になるんやろう。

要石だったダイジンが外れたのはすずめのせいではない。というか、自然と外れるものだったんでしょう。地震という災害はいつどこで起こるかわからない、けどそれを閉じ師という設定で抑え込めるとも思わない。
このあたり天気の子の系譜を受け継いでるよぁと。ほんとにヒナさんが天気を操ってたかなんてわからない。閉じ師が扉を閉じたから地震が防げていたかなんてわからない。誰にもミミズは見えてないんだから。

色々と腑に落ちない点も。猫のダイジンがバーで渋いオトナに見える、ってのは何だったんだ?東の要石外れたのはなんで?ダイジンはなぜ要石に戻ることになったの?

3.11から12年後、関東大震災から100年後。
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