ラムちゃん

すずめの戸締まりのラムちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

これはトラウマを引き出す鬱映画(に見えた)。


表面的にはそうたとすずめが日本を救う壮大なストーリー。

その裏には、すずめが過去に抱えていたトラウマ、母親に対する愛情を欲する姿が見て取れた。

ダイジンが序盤でそうたを嫌う仕草を見せる。
これはダイジンが愛情の欠如、そうたが母親との思い出を示す。

『すずめの子になれなかった』『すずめが(猫)のことを好きだと思っていた』
 は、環さんとすずめの関係性を表す。

そうたは逆に椅子になり母親の愛情の形として表す。最後抱きしめてくれるのもそうなのかもしれない。

すずめの過去は置いておいても、もう少し先が読めないようにしてほしかった感がある。

たぶん世界はループしてるよね。ダイジンも誰かに姿変えられてるはず。

子すずめとすずめの引きのシーンは、おおかみこどもの雨と雪に似てて、焼け野原とミミズはエヴァに似てて、そうたはハクに似ていた。

刺さる人には一生刺さるような映画
ラムちゃん

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